東京の空が、オレンジから深い群青色へと移り変わる頃。
一日の喧騒が遠ざかり、代わりにビルの灯りが瞬き始める。
手にしたグラスの氷が、からりと音を立てた。
バルコニーは、もう一つのリビングになりうる。
わざわざ遠くへ出かけなくとも、日常のすぐ隣に特別な場所は作れる。
必要なのは、ほんの少しの空間と、極上のリラックスを約束する一脚だ。

気分で姿を変える特等席

TOY MOCK LASIC 2WAY ALL-BEIGE
ハンモックであり、チェアでもある。
気分で姿を変えるこの一台が、バルコニーの可能性を広げてくれる。
TOY MOCKの自立式モデルは、工具不要で組み立てられる手軽さが魅力だ。
休日の昼下がりはハンモックで微睡む。
夜はチェアにして、街の夜景を眺める。
ネットは取り外して洗濯も可能。インテリアに馴染む上質なベージュカラーが、空間に静かな落ち着きを与えてくれる。
体を預ける、思考の解放

Helinox Chair Two Home
体を預けた瞬間、わかる。
これはただの椅子ではない。体を包み込むようなハイバックの設計が、思考まで解放してくれるようだ。
アウトドアファニチャーの雄、Helinoxが手がけるこの一脚は、驚くほど軽い。
リビングからバルコニーへ、気軽に持ち運べる。
お気に入りの音楽をかけ、冷えた一杯を片手に深く腰掛ける時間は、何物にも代えがたい。
週末の夕暮れには、サンセットに合わせたい一本を選ぶのもいい。
あるいは、ポータブルレコードプレーヤーで、アナログの音に身を委ねるのも贅沢な過ごし方だ。
フランスのエスプリを一枚の布に

LAFUMA MOBILIER POP UP XL
一枚の布が描く、軽やかなアート。
フランスのアウトドア家具ブランド、LAFUMAが生んだこの椅子は、その佇まい自体が美しい。
パラソルを広げるように簡単に設置でき、使わないときはスマートに収納できる。
体をしっかりと支えるシートは、ヨットの帆にも使われる強靭な素材だ。
豊富なカラーバリエーションから、自分の空間に合う一色を選ぶ愉しみもある。
バルコニーに、まるでオブジェのようなアクセントを加えてくれるはずだ。

VALEGIAの視点
遠くのリゾートへ行くだけが、非日常ではない。
日常の中に、自分だけの聖域をつくること。
バルコニーの数平米が、世界で一番贅沢な場所になるかもしれない。
住まいをリゾートに変える試みは、バスルームから始めてもいい。
大切なのは、自分が心から安らげる場所を知っている、という事実だ。
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