石畳に落ちる、プラタナスの木漏れ日。
神戸・旧居留地の昼下がり。
遠くで汽笛が鳴った気がした。
じりじりと肌を焼くアスファルトの熱も、この素材の前では意味をなさない。
シアサッカーが持つ、涼やかな魔法だ。

なぜ、夏の紳士はシアサッカーに惹かれるのか
シアサッカー。その名はペルシャ語の「shir o shakar(ミルクと砂糖)」に由来する。
ミルクのような滑らかな部分と、砂糖のような凹凸のある部分。
その独特の「しぼ」が、肌との間に空気の層を作る。
汗をかいてもべたつかず、風が通り抜ける感覚は、他の素材では味わえない。
もともとはインドで生まれ、英国を経てアメリカ南部のエリートたちの夏服として定着した。
暑い土地でいかに快適に、そして品格を保つか。
その答えが、この生地には詰まっている。

伝統という名の涼風:J.PRESS シアサッカージャケット

J.PRESS Seersucker Jacket
軽井沢のテラスで迎える朝。
鳥のさえずりと、焼きたてのパンの香り。
そんなシーンに、J.PRESSのシアサッカージャケットは欠かせない。
アメリカン・トラディショナルの王道をゆくこの一着は、袖を通すだけで背筋が伸びる。
それでいて、決して堅苦しくはない。Tシャツの上に無造作に羽織るだけで様になる。
都会を歩くための洗練:Paul Stuart シアサッカーパンツ

Paul Stuart Seersucker Trousers
平日の丸の内。タイドアップした同僚を横目に、自分はリラックスしたスタイルで結果を出す。
Paul Stuartのパンツは、そんな現代のビジネスパーソンにこそふさわしい。
伝統的な素材を、モダンで美しいテーパードシルエットに昇華。
夏の足元を格上げするグルカサンダルを合わせれば、オンとオフの境界線を軽やかに越えていける。
夜の予定がある日も、この一本があれば気後れすることはない。
自由を纏う一枚:Brooks Brothers シアサッカーシャツ

Brooks Brothers Seersucker Sport Shirt
週末の始まりは、このシャツから。
海岸線へ向かうドライブ。窓から流れ込む潮風が、シャツの凹凸を撫でていく。
Brooks Brothersが作るシアサッカーシャツは、ジャケットよりもさらに自由だ。
一枚で着ても、リネンのジャケットのインナーにしてもいい。
リゾートの夜、少し肌寒いと感じたパートナーに、そっと肩からかけてあげる。そんな優しさも似合うシャツだ。
VALEGIAの視点
シアサッカーを選ぶということ。
それは、単に涼しい夏服を手に入れることではない。
うだるような暑さの中でも、涼しい顔で、自分のスタイルを貫くという「姿勢」の表明だ。
その生地の凹凸は、人生の機微を楽しむ大人の余裕そのものかもしれない。
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