ドゥブロヴニクの喧騒を背に、フェリーはアドリア海を滑る。
デッキの手すりに寄りかかり、潮風に目を細める。
水平線の先に、緑濃い島の影が見えてきた。
ラベンダーの香りを運ぶ風が、新しい旅の始まりを告げている。
クロアチア、フヴァル島。その港に、今、船が着く。

アドリア海の女王が待つ場所
フヴァル島が「アドリア海の女王」と称される理由は、港に降り立てばすぐに分かる。太陽の光を浴びて輝く、磨かれた石畳の広場。ヴェネツィア共和国時代の面影を残す、壮麗な建築群。そして、背後の丘から街を見守るように佇む古城。
歴史と洗練が、この島の空気を作っている。日中はヨットで沖へ出て、誰もいない入り江で海に飛び込む。夕暮れには丘の上の要塞から、オレンジ色に染まる赤屋根の街並みと紺碧の海をただ眺める。そんな贅沢が、ここでは日常だ。
石畳に映える、ミニマルな一足
フヴァルの街は、歩くためにある。迷路のような路地、カフェが並ぶ広場、港沿いのプロムナード。そんな石畳の上を軽やかに歩くには、足元選びが重要になる。選ぶべきは、スニーカーではない。リラックス感と品格を両立する、レザーサンダルだ。

Jil Sander レザートングサンダル
ミニマルなデザインに、上質なレザーの質感が際立つ。ラフでありながら、ディナーの席にも臆することなく履いていける品格がある。素足に伝わるレザーの感触が、旅の心地よい高揚感を増幅させてくれる。まさに夏の足元を格上げする、ラグジュアリーな「レザートングサンダル」そのものだ。
日差しと夜風に応える、上質な一枚
アドリア海の太陽は強い。しかし、海から吹く風は涼やかだ。そんな島での一日を快適に過ごすには、肌触りの良いニットポロが欠かせない。海上がりにTシャツの上からラフに羽織ってもいい。夜、テラスでワイングラスを傾けるときには、一枚で様になる。

John Smedley シーアイランドコットン ニットポロ
英国王室も愛用する、ジョンスメドレー。そのニットポロは「着る」というより「纏う」という言葉がふさわしい。シルクのような光沢とカシミアのような肌触りを持つシーアイランドコットンは、汗をかいても肌に張り付かず、常にさらりとした着心地を保ってくれる。本物を知る大人のための、旅のユニフォームだ。

パクレニ諸島という、秘密の隠れ家
フヴァル島の目の前には、パクレニ諸島と呼ばれる小さな島々が点在する。ウォータータクシーをチャーターして、自分たちだけの入り江を探すのが、この島での最高の遊び方だ。イタリアのサルデーニャ島がそうであるように、ヨーロッパの洗練された人々は、喧騒から離れたプライベートな時間を何より大切にする。
松の木陰で本を読んだり、ただ海を眺めたり。そんな何もしない時間にこそ、旅の本質がある。必要なのは、上質なリネンシャツと、旅の記憶を切り取るためのサングラスだけ。

Ray-Ban Aviator
1937年の誕生以来、変わることのないティアドロップのフォルム。パイロットやハリウッドスターに愛されてきたこのサングラスは、かけるだけで顔つきに知性と物語を与えてくれる。フヴァルの強い日差しから目を守るだけでなく、アドリア海の青を映し込み、旅のワンシーンをよりドラマチックに演出する。
旅の断片を、軽やかに持ち運ぶ
島の市場で買ったラベンダーオイルの小瓶。ビーチコーミングで見つけた美しい貝殻。旅の思い出は、気づけば少しずつ増えていく。それらを無造作に放り込める、軽やかでいて上質なバッグがあれば、旅はもっと自由になる。

Dragon Diffusion メッシュレザートート
ベルギーのブランドが、インドの職人の手仕事によって生み出すレザーメッシュバッグ。使い込むほどにレザーが柔らかく馴染み、美しい飴色に変化していく。リゾートでのラフなスタイルから、街でのディナーまで。どんなシーンにも寄り添う懐の深さがある。中に入れたとろみ素材の長袖シャツが、編み目から覗く姿もまた美しい。
VALEGIAの視点
旅は、どこへ行くかではない。そこで、どう過ごすかだ。フヴァル島は、そのことを静かに教えてくれる場所。ラベンダーの香りに包まれ、中世の石畳を歩き、太陽と海と一体になる。ここで過ごす時間は、日常の喧騒から心を解き放ち、自分自身と向き合うための、何より贅沢な贈り物になる。
次の休暇は、アドリア海の女王に会いに行ってみてはどうだろう。あなたのための時間が、きっとそこにある。
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